角田春樹

《そしてわたしたちは、どんなエネルギーを どのように使っていくのか》 〜エネルギーと環境をめぐる3冊の本〜

偽善エネルギー (幻冬舎新書)作者: 武田邦彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2009/11/01メディア: 新書 クリック: 79回この商品を含むブログ (31件) を見る武器なき“環境”戦争 (角川SSC新書)作者: 池上 彰,手嶋 龍一出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーショ…

よあけのにおい。 過ぎてしまえば、みな美しい 〜においをめぐる、きおくのさまざま。

生まれて初めて一睡もせずに夜を明かしたのは、小学校4年生の夏休みのこと。図書館で借りてきた12冊の偉人伝記シリーズを一晩かけて読み通す計画を立てたのだった。 いつもは、午後8時には消灯という“おやくそく”だったので、夜から朝にかけてのながいな…

「《いま、原発を考える》 〜放射能と原発をめぐる3冊の本〜」 角田春樹

内部被曝の脅威 ちくま新書(541)作者: 肥田舜太郎,鎌仲ひとみ出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/06/10メディア: 新書購入: 46人 クリック: 1,079回この商品を含むブログ (66件) を見る放射線と健康 (岩波新書)作者: 舘野之男出版社/メーカー: 岩波書店…

「過ぎてしまえば、みな美しい 〜においをめぐるきおくのさまざま」 角田春樹

◆はるのにおい 新しい教科書のにおいが好きだ。 まあたらしい紙と、インクと、のりの匂い。そして、あの美しい長方形のたたずまいも。よれていない、まっすぐな角と直線。手の上でざっとページを弾いて、立ちのぼる空気を吸い込む。新しい「もの」の匂い、新…